【要約】ストレングスファインダー「慎重さ」の特徴まとめ

ストレングスファインダーの「慎重さ」について、3つのポイントにしぼって要約しています。

 

① 何ができる強みなのか?

② 好きなことはなにか?

③ 注意点はなにか?

 

【定義】ストレングスファインダーでいう「強み」とは?

 

”無意識”に表れる行動・感情・行動パターンを「才能」。

 

”意識的”に才能を使いこなせている状態を「強み」と定義しています。

 

 

 
「才能」は意識的に使って初めて役に立つものです!

【要約】ストレングスファインダー「慎重さ」3つのポイント

 

①何が出来る強みなのか?

 

  • 「想定して行動出来る力」で「起こりうる問題やリスクを予期する

 

 

慎重さの強みのひとつは行動する前にリスクを見つけられることです。

 

その考え方は非常に現実的で、最終的に正しい意思決定をすることに繋がります。

 

また、慎重さと聞くと行動が遅いイメージがあるかもしれません。

 

しかし、予期したリスクの対処が出来れば、他の人よりも早く行動が出来ます。

 

間違いなくリスクがある場面ではむしろリスクを早急に洗い出して対処が出来れば、誰よりも早く行動が出来ます。

 

これこそが、「慎重さが実行力の資質である」理由です。

 

例えば、慎重さの高いプロジェクトマネージャーがとメンバーの会議をイメージしてください。

 

あるメンバーが画期的なアイディアを提案し、場の空気が盛り上がっています。

 

ただ、プロジェクトマネージャーからは「具体的にどのように実現させるの?他のグループにどのように受け入れてもらうの?」といった確認が入ります。

 

場を盛り下げるネガティブな発言に聞こえるかもしれませんが、非常に現実的です。

 

”具体案”や”他のグループへの説明”について議論を詰められれば、画期的なアイディアを本当に実現できるレベルにまで煮詰めることが出来ます。

 

例えば、地雷原の中を歩かなければいけない場面をイメージしてください。

 

普通の人からすると地雷がどこにあるのかわからないので、1歩目が踏み出せません。

 

しかし、慎重さの強みはリスクを見つけることなので、地雷がどこにあるのかわかります。

 

歩いてはいけない場所がわかれば、それを避けるように歩きだすことが可能です。

 

非日常的な例えですが、他の人よりも行動が出来るイメージはまさにこのような場面です。

 

 ②好きなことは何か?

 

  • 決断や選択する際に細心の注意を払う

  • 結論を出す前に自分が納得するまで考えたり準備したり、自分のペースで仕事も生活もできると快適

  • 失敗して後から後悔するのは嫌だ

  • 個人的なことは他人に知られたくなく、プライパシーが守られていると安心
  • 結論をせかされるのは非常に抵抗があり「急に動け、急に答えろ」は苦手

 

 

慎重さの強い人は、初対面の人と急に親しくなろうとはせず、ゆっくりと関係を築くのが嬉しいです。

 

また、リスクを検討をする時間を確保することも大事です

 

例えば、出会って間もない人との会話の中で個人的な話になると、自分のことを話すのをためらうことがあります。

 

なかなか打ち解けない人と思われるかもしれませんが、早く人に好かれることよりも信頼を確実に得ることを大切にします。

 

信頼を大事にする為、相手を褒めたり認めたりする際も、誤解をされないように気を付けています。

 

例えば、「すぐに結論を出してくれ」「すぐに行動してくれ」と言われるのは好みません。

 

自分自身で納得した上で行動をしたいので、何かをする為には準備や考える時間が欲しいと思っています。

 

 ③注意点は何か?

 

  • チャンスを逃してしまうこともある

 

 

慎重さの注意点としては、リスクを見つけている間に行動するチャンスを逃してしまうことです。

 

早急な決断を好まないとはいえ、早めに判断しなくてはいけない時はあります。

 

そのような場合は、行動しないこともリスクだと考え、検討できる時間を先に決めて、その間に洗い出せるリスクを次々にクリアしていくことが必要です。

 

例えば、時間の制限が何もなければ、自分が考え得るリスクが出尽くした時が動きだすタイミングになります。

 

しかし、あらかじめ検討する時間は1日だけと決めて置き、それ以降は次の動き出しに移ると予め決めておくことです。

 

その際に検討しきれていないポイントも把握しておくと、行動をしながら修正が出来るかもしれません。

 

ストレングスファインダー原文の説明(補足)

 

ストレングスファインダーの開発元であるGallup社の説明では次の通りです。

 

 
原文でも「慎重さ」は、行動計画や人付き合いなどの場面で危険を明確にして対処していく注意深い強みだとわかります。

 

あなたは用心深く、決して油断しません。あなたは自分のことをあまり話しません。あなたは世の中が予測できない場所であることを知っています。すべてが秩序正しいように見えても、表面下には数多くの危険が待ちかまえていることを感じ取っています。あなたはこれらの危険を否定するよりは、一つひとつを表面に引き出します。そうして、危険はひとつずつ特定され、評価され、最終的に減っていきます。

いうなれば、あなたは毎日の生活を注意深く送る、かなりまじめな人です。例えば、何かが上手くいかない場合に備えて、あらかじめ計画を立てることを好みます。あなたは友人を慎重に選び、会話が個人的な話題になると、自分のことについては話をせず、自分自身で考えることを好みます。誤解されないように、過度に誉めたり認めたりしないように気をつけます。

人になかなか打ち解けないという理由で、あなたを嫌う人がいても気にしません。あなたにとって、人生は人気コンテストではないのです。人生は地雷原を歩くようなものです。他の人は用心せずにこの地雷原を駆け抜けることを選択するかもしれません。しかし、あなたは違う方法をとります。あなたは危険を明確にし、その危険が及ぼす影響を推し量り、それから慎重に一歩ずつ踏み出します。あなたは細心の注意を払って進みます。

出典:クリフトンストレングスの資質「慎重さ®」の紹介

 

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